2006/10/17

最近思う事

名古屋松坂屋での展示会まであと2週間になりました。
全体の95%は完成していますが、
残り5%の細かい部分を追いこみ作業中です。

最後まで手付かずだった事は、何かしら苦手意識のある
仕事でして、その苦手だと思っていた事を日々続けていると、
途中で意外と楽しくなっていたりする。
壁を超えた瞬間のようで不思議です。
そうして良い作品を作っていきたいと思っています。


最近先生が引き金になっていじめにあい、
亡くなられた子のニュースが流れています。
生徒に特殊な情報を与えて洗脳してしまうなんて、
教える側のモラルが全然足りない!
子供ほど純粋で、かよわく強い人間はいないのに。
悪いが、その学校にいる他の先生にも重大な責任がある!
そんな状態を見逃した罪は取り返しがつかないでしょう。

思い返せば私は昔から我が強く、納得できない事には
先生にも食って掛かる、それは扱いにくい生徒でした。
おかげで担任になる先生は、心底かわいがってくれるタイプと、
徹底的に排除しようとするタイプの2種類に
綺麗にパッカリ分かれました。

もう時効ですから書きますが、
高校受験、進学など節目には正直先生に恵まれませんでした。
両者とも共通することは「とにかく興味の無い生徒には無関心」
でしょうか。私のような面倒タイプは論外だったのでしょう。

幸い中学時代の高校選択は失敗しませんでしたが、大学進学は
あるちょっとした何かしらの手違いから希望校に入れませんでした。
その後何かの縁か、当時現役合格は難しいと言われた
ガラスの学校に行くことになりました。

合格報告にある先生へ挨拶に行ったときに
「…まあ、結果が良ければ別にいいだろう。」
と言われたときに、先生の中には謝る事が出来ない
普通の人間もいるのだと、半ば諦めに近い
気持ちになったのを覚えています。

今となっては遠回りせず、無駄な知識も無いまっさらな状態で
ガラスを学べたのは幸運だったと思っていますから、
全ての出来事は必然なのだと感じています。
あの先生たちとの出会い、あの手違いが無ければ、
こうしてガラスにたどりつくことはなかったでしょうから。
かえって感謝しているくらいです。


…そして社会に出た時、世の中には未知なる
強大強靭な権力が存在するのを知りました。

強気で頑固で分厚かった鋼の心臓は急加熱、
急冷却を繰り返した末に、薄~く丸~い、
ちいさ~いガラスに変貌。

少しは世渡りする事をまなんだ結果か、怖がりなだけか?

あぁ小さいころは井の中の蛙だったのだ。
大海原は一介の蛙には果てしなく広かった!!

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