グラススタジオチロのコトノハ

吹きガラス工房「グラススタジオチロ」のブログです。 H.Pはこちら→http://glasstiro.fc2web.com/

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そろそろまたこのお話。

先日の風邪はしつこい喉風邪だったようです。
喉がいがらっぽくてやっかいでしたが、ご飯を沢山食べたら
すっかり治りました(大笑)ご心配をお掛けしました。


今日はガラス屋に向けてのブログです。
炉に興味がある、ガラスに関わっている人は
面白いけど、それ以外の方には何が何だか、の内容ですので、
興味のない方には無価値な記事でございます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


毎年、年末~年度末にかけて、ガラス工房を設立したいので
見学したいという方がいらっしゃいます。

私たちの炉や設備で良ければと思っていますし、
私たちも沢山の先輩方のご尽力のおかげで
ここまで頑張ることが出来ていますので、
恩返しは後続の若手に伝えていく事なのかな、
と常に感じています。

ちなみにチロ炉は
「金津創作の森ガラス工房 エズラグラススタジオ」
の炉を参考にして製作いたしました。

チロ炉を参考にして製作する方には是非とも
上を行く炉を開発し、製作して欲しいですが、
それはむずかしいようなので、
工房設立後の状況を画像を送ってもらえたり、
情報を聞いたりできれば嬉しいです。
さっぱり連絡取れずになると心配になります。


こちらの制作の都合上、時間のすり合わせなど不都合なところは
多分にあるかもしれません。電話にてお問い合わせ下さい。

必ず聞かれる話題が設立費用です。
我が工房の「吹き場、加工場」関係のイニシャルコストと
ランニングコストについて、小林も私も曖昧になりつつあるので
良い機会なのでブログに書き込みいたします。
良ければ参考にしてください。

それ以外の光熱費や公共料金、工房の家賃やら人間(w
の生活費はそれぞれなので割愛しました。


大まかなイニシャルコスト
・溶解炉のバーナー(設置料、プロコン含まず)120万
・グローリーホールのバーナー 25万
・加工機5機、サンドブラスト機 100万(中古)
(同等品をALL新品で揃えると250~400万)
・溶解炉、グローリー、徐例炉の耐火セメント、
 断熱保温剤、型枠費等、諸々 50万
・溶解炉185kgポット×2(アメリカからの運賃関税込み)
 40万 ※レートによる 
・溶解炉、グローリー、徐例炉、ベンチ、マーバー等の
 鉄鋼、ステンレス、アルミ、耐火ペンキ代諸々 30~50万
 ※現在鉄鋼の価格、微弱に高騰中
・屋内のガス配管 30万
・その他雑費 30万

約8年前の価格で、ざっと計400万ちょっとでしょうか、
加工機が新品なら600万~コースだったかと思うと怖いです。

ランニングコスト
・チロのガス代 年間 120万~(格安といわれます)
・ガラス材料、バッチ、色ガラス諸々 年間60万~
・展示会用荷造り運賃、旅費滞在費等 年間100万 
・雑費 年間50万

私たちは幸いにも親族から場所を借りる事で助けてもらって、
ようやく運営できています。
一昨年から昨年にかけてはガス代とガラス代、ユーロの急騰、
景気低迷の先行き不透明感より、車検切れ切れの車を手放し、
2ヶ月炉を消火しました。
車は1台でもなんとかなるもんです。
遊ばなくなるのでよほど良いです。

それはさておき、予想している以上に厳しい状況だと理解してもらえて、
それでもやっぱりどうしても炉が欲しいと仰る方には
図面を参考にお見せしていますが、
これからは図面原本の貸し出しは紛失の可能性から取りやめます。
原本のコピーを貸し出し、それをコピーしていただく
方向で考えています。

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  1. 2009/11/13(金) 18:07:46|
  2. ガラスについて
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吹きガラス体験について。

5年前からグラススタジオチロでは、吹きガラス体験は行っていません。
また、設立当初から吹きガラス講座も行っておりません。

最近お電話でお問い合わせいただくことが多く、
しっかり告知していない私たちのせいで、沢山の方に
ご迷惑をお掛けしているのではと思い、こちらに明記させていただきました。

富山県には富山ガラス工房さん(電話番号 076-436-2600)
で毎日吹きガラス体験(自由にデザインし制作出来る。)
を格安で行っています。(都会の3分の1の価格です。)
しかも、ただのマンツーマンではなく、お客様1人に対し、必ず1人、
要の場面では2人のスタッフが付きっきりで対応するそうです。
これならお子様にも安全安心の制作体験を味わえます。

ただし予約制で、人数に限りがあります。
これからの季節は常に大人気、なるべくお早めにお問い合わせください。

また、今の季節は灼熱地獄です。
スポーツドリンクを携帯するのを忘れずに!!

比較的涼しいチロ工房でも、先日初めて室温40度を突破しました。
これからは毎日40度かと思うと気が重くなりますが、
体調に気をつけて頑張ります。
  1. 2008/07/18(金) 20:52:40|
  2. ガラスについて
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色ガラスの色々

よく使う粉ガラスが不足してきたので、そろそろ買い足したいと考え中です。

チロで使う色ガラスはロッド、フリット、パウダー
(直径2.5cm大の丸棒状ガラス、粒状ガラス、粉状ガラス)
3種類。どこの吹きガラス屋も大体同じような
材料を使っていると聞きます。

また、うちのように小さい規模の工房では色壷が無いので、
微妙なグラデーションを表現するにはパウダー、
(粉ガラス)が一番適している素材です。

いつもはドイツから輸入してますが、昨今のハイパーユーロ高故、
若干困惑してます。諸経費払ったら単純に計算しても、
以前の約1,5倍に近い金額。さすがになぁ(泣)

それならもうちょっと手出しして、
国産の七宝用粉ガラスを試そうか、とも。
(大変使いやすく、色合いが美しいと評判です。)
腐らない材料だし、色の幅や選択肢は広い方がいい。
そういったひょんな事で、作品の幅が広がるかもしれない。

ひとつ、冒険してみましょうか。




  1. 2007/03/14(水) 12:20:22|
  2. ガラスについて
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なかなか頑張れない。

仕事に気が乗る、乗らない、誰でもあることなのかもしれません。
最近そんな病に冒されているミナミです。

一時期重なっていた注文や、納品が済んだとたん、
なんだか小休止な気分になってしまっています。
まった~りした空気が自分の周りを漂っている…。


う~ん、このままじゃいかんのです。
5月には高岡大和で個展があるのです。
6月にも銀座松屋があるのです。
要するにオブジェも作品も今以上の物が
約2倍の点数必要。

いろいろ凹んだ気分を余韻のように引きずっているのが
原因かもしれません。自分で自分のしつこさにびっくり。

何とか気分転換して、2,3日中に気分を軌道に乗せて
気持ちよく仕事したいものです。

そうそう、先日フレーバーティ買いました。
イチゴショコラチャイが作れるらしいので、
簡単に作ってみたらとても癒される味でした。

今の私に必要なのは癒しなのかもしれない。
↑何を甘えているのだか、我。
喝じゃ!

すっきり気分の良い空気をまとった作品を
皆様にお見せできるようちょっぴり充電します。

きっとそういう時間も大切なのでしょう。
多分。
  1. 2007/02/18(日) 19:20:25|
  2. ガラスについて
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脱ピンク色計画

昨年暮れより、作品の配色に気をつけて制作してます。
名付けて、脱ピンク色計画。

※ちなみにガラスの色は金属イオンによって発色します。
青はコバルトや銅イオン。緑はクロムイオン。
赤やオレンジはセレンやカドミウムイオン。
薄い黄色は銀イオン。などなど。
ピンク色から鮮やかな紫色やワインレッドは金発色です。(王水に溶かしてイオン化)


うちではよく粉ガラスを使うので、原色より白っぽい仕上がりになります。
この白っぽくなるのがやっかいで、ピンク色がとてもファンシーに見えてしまう。
なるべく上品に見せたい作品には渋めの配色に心がけ、
ようやく感覚が馴染んできました。

ガラスには「透き」という、絵の具や他の素材にはない色があります。
透き部分の厚みで、そこには無いはずの色が
映って見えるのも、「ガラス」だからこそ。
日本ではまだまだ歴史が浅い、でも意外と奥が深い素材です。
  1. 2006/07/12(水) 13:27:24|
  2. ガラスについて
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ガラスが透明な訳

よく質問される事柄ですが、
「何故ガラスは透明なんですか?」

…う~ん、返答に困ってしまうことがシバシバ。
ちょっと一言では説明できないのと科学系に疎いためですが、
なるべく簡単に説明すると下記のような要因であります。

元々シリカ(珪砂)という原料には少量の鉄分が含まれています。
まあ元は白い砂浜の砂のようなものですから。

その鉄分が溶解によって薄緑色に発色してしまうため
(板ガラスの色がまさしく、です。)
緑の反対色である黄色系の原料を配合する必要があります。
これを消色といいます。

普通の物質では色を重ねるとどんどん暗い色(色の三原色)になりますが、
ガラスは光を通すため光の三原色の原理で透明にすることが出来ます。

また加える材料によってガラスの質が変わってしまうので
注意が必要らしいです。ここから先は難しいのでパス。

さて、透明~とは無関係ですが、所謂クリスタルガラスは
鉛配合のガラスのことです。
当然普通のガラスより比重も重くなり、鉛の特性でもある「柔らかさ」
を兼ね備えることが出来ます。
ガラスが柔らかいとは「溶解温度が低い&加工の際、削りやすい」ことで、
カットガラスや切子ガラスにて
用いると研磨の工程が短縮できます。
カットガラスの断面が煌くのも鉛ガラスの特性です。

万能なクリスタルに唯一の難点が。
製品になってからもごく少量ずつ鉛成分が溶け出すことです。
ちなみに健康に害はない程度だそうですが、
鉛は身体からほとんど抜けませんから怖いですよね。
また溶解が困難なため(特殊な施設が無いとそれこそ危険。)
個人の工房ではノンクリスタルが多いです。
うちもノンクリスタルのガラスです。

よく「クリスタル」は高級品だと思っている方が多いので補足です。
変な(失礼!)100均のガラスには注意が必要ですよ。
どんな材料か分かりませんから。
  1. 2005/09/09(金) 22:15:59|
  2. ガラスについて
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今度は色ガラスの話。

ガラスに着色は珪砂、ソーダ灰、炭酸カルシウムなどの原料に
金属酸化物を混合し、それを溶解して作られています。

酸化銅なら青緑色、酸化クロムなら若草色など。
詳しくは三徳工業の材料のページをクリック↓
http://www.santoku-kogyo.co.jp/arekore.htm
こちらの着色材についてのページが役に立ちます。

私たちは業者やガラス会社の作っている色ガラスから選択して
(作品に応じて。)購入していますが、
知識があれば自分のオリジナルの色が作れます。
↑時間とお金がかかるのでお勧めはしません。
簡単なのはコバルトブルーやマリンブルー系でしょうか。

ただ、陶芸の釉薬と似ていて、朱赤や黄色などの
暖色系が発色しにくいのが難点です。
溶かすときの状態や温度、加熱時間によって
色が変わってしまいます。

それに残念ながらイタリアングラスの美しい赤は
他の国では作れないです(泣)
(使用する薬品が体に悪いっちゅう話もあります。
何となく見当がつきますが怖くて名前は書けません…。)

これにて夏休み研究企画は終了です(笑)
いつから企画だったのだろうか…。
あ~暑い…。

  1. 2005/08/20(土) 13:46:55|
  2. ガラスについて
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昨日の続きです。

吹きガラスの技法で制作した品物は、
「徐冷」という工程が必要です。

ちなみに除冷とは、読んで字のごとく
常温まで「徐々に冷却する」ことです。
急に冷えるとガラスは歪みができて割れることがありますので、
それを作らない&取り除くために、まだ熱いうちに
保温炉〈480℃の釜)に入れて一晩かけて徐々に
常温まで冷ましていきます。
なので吹きガラス体験した方はご存知のとおり、
その日に持って帰ることはできません。

また陶芸のように仕上がりは一回り縮む。
ということはありません。
〈成型時、水分を含んでいないからです。)

また話は戻りますが、吹きこむ力は弱くても大丈夫です。
結構意外でしょうか?
肺活量少ない方でも暖まって柔らかいガラスは簡単に膨らみます。
逆に冷めてて硬くなっているガラスだねは幾ら吹いても
膨らみません~~。

昨日と今日の記事を使い、どこかのガラス工房にてガラス体験を
受ければ夏休みの研究になるかも??

  1. 2005/08/19(金) 20:48:46|
  2. ガラスについて
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最近の記事が

ガラスとかけ離れていて申し訳無いです(泣)
う~ん、暑くてあまり頭が回らないのがネックです。
実は変温動物なのかもしれません。私。
出来れば人間は辞めたくないのですが…。

「あつさ」に関係するガラスの話なら。

吹きガラスをするためには、ガラスが溶けている
炉が必要だと前に載せましたが、その炉内での
ガラスの溶解温度は約1200度。鉄も溶けますよ~(笑)
巻口(窓のようなものです)から鉄製の吹き竿を使って
炉の中から巻き取るので慣れないとかなり熱いです。
(ここでの慣れとはすばやくガラスを巻き取ることです。)
ちなみに熱さには慣れません。どの作家もそうだと思います。

品物によりますが、作業時間は10分~2.3時間。
その間一時もガラスは待っていてくれません。
そして竿についている間は、常に作業台で回す&温めるが基本です。
回さないと重力で垂れ下がり、
温めないと冷えて割れてしまいます。

何だか厄介な仕事みたいですね~。
手が離せない時間が長いので居留守電話を
してしまうことがありますが、
良ければもう一度10分後に掛け直してやって下さい。
仕事内容によっては電話に出る余裕があるときもあります。
(無いときが多い…。)

まあ今日はこの辺で。おやすみなさい~~。
  1. 2005/08/18(木) 19:30:49|
  2. ガラスについて
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ドイツ製の色ガラス

20050702091203
先月購入した色ガラスの粉。ドイツから直輸入しました。(ユーロが今より10円高い時期でした(号泣))
国産品にも良品が多々ありますが、色数の多さから10年以上前から海外製品を愛用しています。
直買いだから中間マージン無し。なんと普段の半額強!メールで発注できるから楽ちんです。便利な世の中になりました。

  1. 2005/07/02(土) 09:12:03|
  2. ガラスについて
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